KOBE MEISTER

製麺福原 豊

昭和21年生 平成6年没

勤務先:福原製麺所

基本となる手打ちの技術を機械製麺に忠実に取り入れ、製品の品質向上を図るとともに、新製品の開発にも積極的。

”手打ち麺の味にこだわって”

 昭和6年創業の福原製麺所を昭和52年に承継、三代目経営者となった。持ち前の研究熱心さで「手打ちうどんの良さを機械製麺で」と努力の結果、自信作を世に送り出すことに成功。今では、全国からその操業振を見学に訪れるほどになった。
 「戦後の食糧難から飽食の時代を経て、グルメの時代、量産の業者とはいえ、本当においしい食材を提供しないと」と、自分にきびしい。「うどんにしろ、日本そばにしろ、中華そばにしろ、もとは小麦粉です。さまざまな工夫によって異なった商品に仕上げるわけですが、消費者の幅広い嗜好に答えてたくさんの新製品を開発しています。」“茹で”“生物(なまもの)”“調理麺”数え切れないほどの商品が次々と店頭に並べられる。福原さんの考え出すこれらの商品を楽しみに待ちわびるファンも多い。
 「おいしいもの、安全なものを提供するのが私たちのつとめです。」毎朝5時半には製造をはじめ、出来上がったものから妻の富美子さんと得意先に配達してまわり、昼前には配達を終了する。午後は翌朝の仕込みや、新たな研究の時間。「伝統食品だけに毎日たべても飽きないシンプルさが必要です。しかし、食べ方にもっと工夫があってもいいでしょう。例えばスパゲッティ風にアレンジして食べてみるとか・・・。」創造性たくましい福原さん。寸暇を惜しんでシャッターを押す腕前はプロ顔負け。なにごとにも懲り性で、ものごとに打ち込むタイプだ。

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